2009年6月22日月曜日

御姫様を救出せよ」

「―これだけ?」
「そうみたいだね」
「どういうことかしら?」
「あの、お城の中みたいだね」
皆、あの城に集まっているみたいだった。とりあえず、僕らも赴くことにした。
中でみな、うろうろしている。皆。うなっていて、詰まっているように見えた。
「あの、何しているんですか?」
「お姫様が何処にいるのかわからなくってな」
見つけるのがしれんということなのか。しかし、隠れる場所なんてあるのだろうか?
色々、探し回ってみることにした。しかし、やはり、見つからない。諦めて、お城からでていくひともいた。
「どういうことかしら?」
お城は何の変哲もない。それほど大きくもない。どこに隠れる余地があるのか。
「ちょっと、考えてみようか」
「そもそも虫でしょ、今回のテーマって」
「森の中のお城でお姫様。」
「ん。絵か?」
「え?」
僕は美術室へ赴いた。沢山の絵が掛けられている。
「どれも虫の絵が描かれているけど、この絵どこかおかしい」
「そう?上手だけど」
「上手だからおかしいんだ。何か、技巧的だ」
「うん?」
「これってとおりさんの絵だろ?だけど彼はこんな絵かかない。これはたましいがこもっていない。」
「つまり、コピーだ」
「この家の色を描いているんだ。そして、一人つだけ虫が描かれている絵がある。」
「これね」
「ああ、これが示しているのは」
「屋上か」
僕らはダッシュして屋上にたどり着いた。そこには、注意してみると、隠し扉があり、僕らは正解にたどり着いた。

「―ようこそ、おいでなさいました」

「む、し?」
「これは・・・・」
お嬢様は虫に寄生されていた。身体が既に半分ほどむしばまれ、いつからここにいるのか、少女の臭いで
満ちていた。ベッドに横たわる、彼女の顔は悟りのようなあきらめの表情を浮かべていた。
「それを」
彼女は机の上を指した。そこには、虫が置かれていた。
「これは、」
「私に寄生しているものです。これがこの大会の答え」
「どいうことです?
「この森には恐ろしい生き物が一杯いるの。人は幸いそれとは無縁の所で暮らしているけれど、私みたいになってしまうこもいる。そういうものは全部人の世界から追い払われる。このことを知っているのは、ごくわずかよ。あなた達はそれを使えば、感染しないわ。だけど、他の人達は知らない。」
「復讐ってこと?」
「そうじゃないですよ」
「つまり、この世界は大多数の幸福のために少数を犠牲にしている。だけど、真実にたどり着く物はそれを
アル程度把握し、コントロールすることができる。これは資格試験なのよ。真実にたどり着けるかどうか。
ここにたどり着けた人はここ数年いないわ。あなた達はたぐいまれな心を持っている。あなたたちなら、きっと満ち足りて生きられるでしょう。」

お嬢様は眠ってしまった。僕らは彼女の話を完全に理解できはしなかった。だけど、なんとなく気持ちが分かったような気がした。僕らは彼女の眠り姿に近い将来の死をイメージした。ぼくらはなんとなく黙祷して、外に出た。


「どうするの?」
「まぁ、クリアしたことを報告して終わりじゃないか」
「未だに信じられないわ」
「ああ。」
「後悔してる?」
「いや、うれしいんだ」

0 件のコメント:

コメントを投稿