2009年6月3日水曜日

青い彼女

ぼくの幼馴染で彼女の女の子は青色をしていた。髪の毛や目がではなく、なんとなくそれが彼女のカラーだったのである。それにしても、僕が超能力に目覚めたときも彼女はまったく驚かなかった。不思議な力。
人に見せられない力。だけど、彼女はとても喜んでくれた。
「今日、お母さんと一緒にレストランに行くのだけど、一緒にどう?」
「うん。行くよ」
このようなことはしばしばある。
「でね、そのときれいとはね」
僕の話で盛り上がる親子。わからない。なんでそんなに人の話で楽しそうにできるのだろうか。
「ん?」
「お母さんが、」
どこへいこうっていうのか。彼女はあっという間に倒れて、病院に運ばれていった。僕らも急いで病院へ行った。
しばらく入院するって。
そうなのか、じゃあ、僕の家に。
「うん。ありがとう」
こうして僕の家にかおりは住むことになった。だけど、それにはいろいろふびもあったわけで。
「きゃぁーー!」
「うわ、ごめん」
着替えを覗いてしまったりした。
「わ、わざとじゃないんだって」
「本当に?」
細心の注意を払わなければならなかった。頻繁におこるようでは彼女はこの家から出て行ってしまうだろう。
「疲れるわ」
そうかな。
「お母さんのびょうきはやくなおってほしいのだけれど。
そうだね。
猫が一匹段ボール箱に捨てられていた。
「かわいそう。だれかがすてたのね」
「ふぅむ。」
「ね」
「別にうちはだいじょうぶだけど」
「じゃぁうちでかいましょ。」
また、ふえることになった。

「ぜんぜん、餌を食べないわ。」
「ふぅむ。こまったな」
「お医者さんに見せてみようか。」
「一人しりあいがいるからそのひとに」
友達のおねえさんに獣医師がいた。
「ふぅむ」
「どう、おねえちゃん」
「ん~、胃が弱っているのかもしれない。ちょっと検査してみたほうがいいかもしれないな。」
そして連れ帰った。
なにか、あの猫変な感じがするのよね。
変な感じって?
わからないけど。
「ところで、おかあさんのほうは?」
うん、だんだんよくなっているそう。
そりゃ、よかった。

その夜、僕はベッドの上で考えていた。人に捨てられた猫。あの子は食べ物が食べられなくなってしまった。心の傷は消えない。一生背負わされる。じゃあ、それはどうなるのだろう?だれがつけをはらう?
この問題からめをそらしているのがにんげんじゃないか?人間の問題なのに、人間がみてみぬふりしてはしかたがない。しかし、彼女はじかくしているのだろうか?

「ね、」
「ん?」
「猫さ、にんげんをうらんでいるとおもうかい?」
「うらんでいるでしょう」
「じゃあ、猫がもしひとをころすようになったら?」
「しかたないのでは?」
「そうだよね」
「?」
やはり彼女は僕と同意見だ。よかった。

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